広島県福山市南部に残る瀬戸内海の港湾都市の古い町並みが鞆の浦。
鞆は「とも」と読み、古代から瀬戸内海航路の要所として発展してきました。
室町時代には足利尊氏がここから挙兵し
、織田信長と決裂した足利義昭が隠居、江戸時代には朝鮮通信師の立ち寄り場所でもありました。
幕末では有名な坂本竜馬のいろは丸がこの鞆の浦に救援を求めたという日本の歴史上様々にゆかりの大きい場所でもあります。
厳しい規制によって景観保存がおこなわれいるわけではなかったのですが、明治期にはいり幹線交通水運から鉄道、自動車に移ったことがかえって幸いし、奇跡的に江戸幕末期の街並みが、他では考えられないくらいに広範囲にそのまま残っており、周囲の山並みからも囲まれていることと、現在でも多くのひとたちがそのまま居住し生活していることから、その雰囲気や環境はのんびりしながらも活き活きと、古ぼけることも変に観光地化することもなく続いています。
ところが、広島県と福山市では、港湾を埋め立て、架橋する計画を推進中なのです。
今後建築Webでは全力でこの鞆の浦を守れキャンペーンを特集記事で展開していく予定です。
この唯一のこされた江戸時代の港湾都市を「ポートオブサムライ」と呼び、広く海外からの支援も含めた保存運動を展開していくことを決めました。
調査対象になった江戸期の建物が80棟、明治期が91棟、大正・昭和期が301棟もあるのです。
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