輸入建材活用のポイント  輸入建材を上手につかう


裏技

 

 

 

 

 

 

輸入建材とは

 

    入建材の種類は非常に多く、人気の高まりから輸入量も年々増加しています。
    今や、輸入建材を使ったすまいづくりはスタンダードな選択肢のひとつといえるでしょう。
    ちなみに、98年では7500戸を超える輸入住宅が建設されたというデータがあります。

    一口に輸入建材といいますが、大きく分けると、次の表になります。

     

カテゴリー

種類


構造材
 


   構造材、パッケージ住宅
 


仕上げ材
 

   フローリング、窓、ドア、タイル、天然石、洋風瓦、サイディングなど


設備
 

   システムキッチン、バス、水栓機器、シンクなど

 

 

輸入建材の使われ方

 

    ッケージ住宅として家一軒をまるごと輸入する場合(輸入住宅・パッケージ住宅)
    気に入った建材だけをセレクトして使う場合

 

購入の方法

 

    入代理店から買う以外に、直接海外から個人輸入するなど、買う人の事情にあった方法をとることができるようになっています。

    販売する外国メーカーは、日本からの注文が多くなるにしたがって日本人スタッフを雇ったり、日本語のカタログを用意したり、日本人の好みや使い勝手にあわせた商品構成を用意したり、日本人の体型に合うようにアレンジできる、といったサービス向上に努めているため、非常に買いやすくなっています。

 

輸入建材の種類と特徴

    入住宅は基本的に輸出元の国の住環境に合わせて作られていますから窓ひとつとっても、国産にはない特徴や種類があります。

    デザインばかりに目を向けがちになりますが、優れた機能やクオリティーもチェックしたうえで選ぶようにしたいものです。

     

カテゴリー

種類

特徴

構造材

構造材

 
  枠組壁工法(2×4)、パネル工法、丸太組構法、軸組工法など、工法にあわせた構造材が輸入されている。
 

パッケージ住宅


 大別すると北米系住宅と北欧系住宅に分けられる。
北米系住宅は2×4工法、デザインはヨーロッパスタイルを北米風にアレンジされているが英国調、フランス風、スペイン風などデザインの幅が広い傾向にある。

  北欧系はパネル工法。大屋根の外観が印象的でシンプルで木のぬくもりを感じさせるデザインが主流となっている。
 


カテゴリー

種類

特徴

仕上げ材

フローリング


 天然木無垢材はメープルや花梨、オーク、など種類が多い。厚さの種類も国産品と比べて多く、耐久性や防音効果などに優れている。無垢材フローリングで代表的なものは厚さ19mmのオークフローリング。
 


 デザインが多様でサッシは複層ガラス(2重、3重ガラス)が主流。断熱性、気密性の面では、優れているものが多い。
  国産サッシはアルミサッシが主流だが、輸入窓は木製や樹脂製、室外側にアルミを被せた木製アルミサッシなど選択の幅が広い。開閉の仕方もさまざまあり、すべり出し窓、上げ下げ窓など用途によって使いわけられるようなラインナップになっている。
 

ドア


 気密性、断熱性に優れており、無垢材や断熱材を挟み込んだドアが特徴。
 

タイル


 イタリア、スペインなどからデザイン性が高く、独特の色使いや風合いのものが輸入されている。
 

天然石


 大理石や御影石など日本では産出されないものが手に入れられるためバリエーションが豊富。また、価格もリーズナブルに手に入れられる。
 


カテゴリー

種類

特徴

設備

システムキッチン


 食文化の違いから、キッチンのつくりも異なる部分がある。例えば、欧米ではオーブンでの調理が多いため輸入ガステーブルに魚焼きグリルがついていないなど。
 

バス


 バスタブの中で体を洗うシャワー浴が一般的な欧米の入浴方法のため、バスタブに違いがある。輸入品は国産品に比べて浅く、肩まで湯につかりたいという人にとってはとまどうことも。
 

水栓機器


 国産品にはないデザインが魅力。水栓金具は水道法による規制を受けるため、規格品(JIS,JWWAマーク)またはそれらの基準に適合していることをメーカーや販売業者が自己確認あるいは第三者認証機関で認証を得ているものを選ぶようにすること。
 

シンク


 食器洗い機が普及しているためシンクは国産品より小さめで浅い場合が多い(但し、サイズは各種幅広く揃っている)。
 

 

 

メリット

 

 メリット

 内容

価格の安さ

 
   国産の同等品と比べると価格が安い
 特注品が安い
 

品質の良さ


 性能や耐久性、耐震性、材質など国産品にはない品質
 世界中の産地から直送される
 日本の基準以上のものもある
 

デザインの多様性


 歴史的様式にのっとったデザインや手の込んだ装飾的なデザインなどデザインが多様
 外国のライフスタイルそのままの住宅などが入手できる
 

為替レートの変動


   為替レートの変動によって見積もりよりさらに安く購入できる可能性(但し、逆の場合もあり)
 

 

 

point  輸入建材は注意すべきポイントを押さえていないと、メリットを活かしきれないという側面をもっています。その点も充分理解しておくべきでしょう。

注意項目

注意点

 納期までの期間が長い


 発注から手元に届くまで(通常、船便で輸送されるため)最低2カ月以上はみておいたほうがよいでしょう(北米、ヨーロッパなどからの輸入の場合)。但し、輸出国やアイテム、特注の場合など、によってその期間は異なってきますから、事前の確認が必要です。
 

 在庫がない


 発注した数量が不足していた場合、すぐに入手できないという不便さがあります。 これは建築家や施工会社が不足がないように発注を行えばトラブルは防げます。また、輸入代理店によっては国内に在庫を用意している場合もありますので、事前に確認しておくと安心です。
 建主のみなさんが気をつけてほしいことは発注後の変更はしないということです。発注後の追加は対応が難しく、割高になるということを知っておいてください。
 

 単位が違う


 長さの単位がセンチではなくてインチ
 広さの単位が平方メートルではなくて平方フィート
 などになっている場合があります。

 慣れないために製品の大きさを想像したり、決めたりする際にとまどいますが
 1インチ= 2.54センチ
 1フィート= 30.5センチ
 1平方メートル=約10.75平方フィートですから換算してください。
 

 納期が遅れることがある


 本当にまれなことですが、積み出し港や陸上輸送機関(トラック、鉄道など)のストに遭遇すると、納期が遅れることがあります。ある程度の余裕を持って発注しておけば工事の進行を止めることがありませんから、早めの発注をおすすめします。
 

 国による違いがある


 同じアイテムであっても、輸出する国によって品質や仕様などの違いがあります。また、どの国のものを使うかで値段や納期に違いがありますから、自分の要望を満たすものはどれかを吟味する必要があります。
 

 国による長期の休暇がある


 サマーバケーションやクリスマス休暇など、日本とは異なった休暇シーズンがありますから、注意が必要です。これらの期間をはさむと通常より納期までの期間がかかりますので、設計段階からおおまかなタイムスケジューを立てておくとよいでしょう。
  完成希望時期から逆算して、発注時期を決めて、それが輸出国の休暇にかかっていないか確認しておきます。
 

 支払い方法が違う


 輸入の場合、日本のメーカーと違って納入前に支払い金額の全部か、何割かを送金しなくてはならないところがあります。手元に届く前にお金を払うことに抵抗を感じる方もありますが、これは商習慣の違いからくるものですから、致し方のないことともいえます。但し、メーカーは信頼のおけるところ(対応が親切か、詳細なエンジニアリング図面を書いてくれるかなど)のものを選ぶようにすることが重要です。
 

 仕様が違う


 外国の人の体型に合わせて作られているため使う人によっては不便と感じることもあるようです。
  ただし、日本向けにアレンジした商品を用意しているメーカーもありますので選ぶ際に使いやすさも確認することが大切です。
 

 メンテナンス体制を確認する


 購入後のメンテナンスについてはメーカーによってサービスの違いがありますから、購入時に確認しておきましょう。これは国産品の場合でも同様です。
 

 輸入建材に精通した建築家、施工会社を選ぶ必要がある


 輸入建材はサイズや取り付け方法など国産品と違う点があります。輸入建材に関する知識があり、その扱いに慣れている建築家や施工会社を選ぶ必要があります。
 

 

 

輸入建材の買い方

 

    入建材の買い方はいくつかあります。自分の都合に合わせてどの方法をとるかを選ぶと良いでしょう。

     

買い方

具体的な方法

注意点

 輸入商社から


 輸入商社が輸入しているものから選びます。
  国内にその会社が商品をストックしている場合は国内品と同様の発注などができます。
 

 
 現地価格と比べて割高な場合があるが、輸入の専門家が関わるためトラブルなどの心配が少ない。

 建築家、
施工会社を通じて


 設計プランに合わせて輸入する場合は建築家や施工会社が輸入手続きをすることになります。
 


 輸入手続きなどに慣れたところに依頼すること。
 

 個人輸入


 
建築・輸入手続の専門知識が必要。そのため、専門家と共に行うことが肝心です。
 


 住宅の設計、積算、施工の専門知識、輸入に関する専門的知識などがある専門家(建築家、建設会社)に依頼するのがリスクを回避できて無難。
 

 

 

 


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