建築コスト探偵団が行く 

 

裏技

 

 

 

 

 

 

 

mglass01.gif 今回のなぞ  構造によって価格が変わる?

Q 家の計画をしていますが、最初コンクリートで考えていましたが、工務店の方から鉄骨にすれば安くなるといわれました。構造によって同じプランでも金額が変わるのですね

A 建物構造によって工事金額は変わります。構造の方法は大きく分けて以下のようです。
 ・鉄筋コンクリート、RC構造ともいわれます
 ・鉄骨構造
 ・木造は一般的に2種
      在来工法
      枠組み壁工法(2X4工法のこと)
 ・その他


そのうち、一般的に工事価格が高いのはRC構造ということになります。
次が鉄骨でその次が木造です。。

◆なぜRC構造が高いのか?

    RC構造はコンクリート(セメントと砂、砂利をミックスしたもの)と網の目状の鉄筋と主筋といわれる太い鉄筋が一体になって固まった壁によって作られていますが、それを形成するためにちょうどゼリーやプリンを作るように、工事のときに型枠という枠にコンクリートを充填して固まった後にこの枠を外します。

    つまりコンクリート構造の内容は

    (1)コンクリート調合
    (2)鉄筋組み立て
    (3)型枠形成
    (4)型枠の脱型

    の手順で作られます。

      

 

pointコンクリート構造は型枠を一旦作りその後壊すという、作業がありますがこの型枠がコンクリート打設時に受ける荷重と圧力は完成後の建物利用時以上の力になっており一時的にもこの力にに耐えるように型枠は作られます。しかも、型枠の精度イコール完成時のコンクリート壁の精度ということになります。この型枠というのはバタカクと呼ばれる45mm角材を45pピッチつまり、型枠の時点で構造的にも手間的にもは木造2X4の住宅を作っているのと同じなのです。


さらに、もし地盤状態が悪い土地の場合、総2階建て住宅50坪の建物の地盤改良には25坪分で、約200万円〜300万円くらいの費用がかかります。(これは実例の建物でいうと約1割以上のコストオーバーになると考えられます)

ちなみに、仮設工事費は建物の構造に関係なく建物規模で決まってきますからここもほとんど下げられないと考えた方がよいでしょう。

よく、工事費を1割減らしたいという建て主の方がいらっしゃいますが、その場合は、

(工事費−構造に関わる予算)×0.9+構造に関わる予算=

と考えることです。
なぜならば、構造に関する工事は簡単に減額したり、クオリティーを落とすことは難しく、さらに設計上の構造計算の裏づけ無しに行うことは非常に危険ですので、避けるようにしてください。

ローコストで建てる場合は、設計の初期段階から構造の基本計画を十分考慮することが必要です。
ある例では、予算2000万円のうち、約600万円分は構造に関わっていますから、残りの1400万円分でコストを含めたバリューエンジニアリング案を考えることになるでしょう。

※設計上必要のない構造部材数量が換算されている場合はもちろん査定で削ってもらいましょう。

バリューエンジニアリング→部材の性能をそこなうことなく同等品で他メーカーの製品に変更したり、工事上の処理方法を再検討する技術のこと

 


back
  


建てたい人と建築専門家をつなぐサイト。建築Web

Copyright(C) 2000  ANOCC,INC. All rights reserved