ローコスト建築の裏技 間仕切り編1


裏技

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家づくりの基本 間取りにもローコストにする秘密が隠されています。

ポイント  間仕切りについて

間取りを決める前にちょっと待って!

コストアップになる間取りとコストダウンになる間取りがあるというとビックリされるかもしれませんね
これが実際あるのです。
間取りを物理的に仕切るのが間仕切り壁ですが、これは少なければ少ないほどローコストになります。

ただここで注意しなければならないのは減らせない壁も存在する、ということです。

間仕切り壁のうち建物の構造上使われているどうしても必要な構造壁とただ単に仕切りとしての意味しかない壁の2種類があります。

普通は、先に間取りを決めてその中で構造に使う壁を決めるのが順番ですが、ローコストを目指す読者の皆さんは思いきって設計士の方に「うちは部屋の中に構造的に壁がどれくらい必要ですか?」と先に聞いてみてはいかがでしょうか、
場合によっては「全く無しでも構造を持たせられます。」と答えが返ってくるかもしれません。

何故か、それは構造の方式によるものです。

一般的に鉄骨造のうち重量鉄骨(H型鋼材などの肉厚鉄骨のことです)で設計されたものは内部に壁や柱が出てこない設計ができる場合があります。
例えばオフィスビルなどのワンルーム空間がそうです。

また、コンクリート構造でラーメン構造(40p角くらいの柱や梁でおおきなジャングルジムのようにしたもの)のものは、7m四方くらいは無柱空間がつくれます。立体ガレージのビルなどがそうです。

木造の場合は柱と柱、または壁と壁の間(この間隔の長さをスパンといいます「スパンがデカい」などと専門家はいっています。)が2間くらい(約3.6m)までとなる場合が多いですが、昔の日本建築のようにある程度の壁、柱でバランスよく配置することで壁を減らせます。

構造計算によって安全を確かめればこれらの最小限の壁、柱で建物は構造的にはもつのです。

不必要な間仕切りは極力減らしましょう。
この構造壁以外は、ただ部屋を仕切るために使われているのですが、間仕切り壁もその中身を解剖してみると
表面は、プラスターボードと言われる不燃石膏板、それを留めこむための間柱といわれる小さ目の柱(45mm×90mmくらい)が45pピッチではいっています。当然、このプラスターボードは両面に貼られます。また間柱は床面と天井の内部の梁にくっつけるので上下に横材も流れています。これらの材料の寸法カットと取り付けと表面のボード張りの為、大工さんの手間代も発生します。まだこれだけでは済みません、プラスターボードのままでは仕上がっていませんから表面の壁仕上げ材料に天井との境目には回り縁(30mm程度の角材や飾り材)、床の境目には巾木(高さ100mm程度の板、掃除機などで壁が傷つくのを防ぐ)などが必要になります。また、「折角間仕切ったのに音が抜けては、、空調の効きも、、」と断熱材を入れている場合もあります。

ポイント  間仕切りの減らし方

でも何から減らしたらいいの?という方に以下の様に仕切りの役割を整理してみることをオススメします。

仕切り壁は大きく3つに分けられます。

@.視線を遮るための壁

A.領域を確保するための壁

B.音や空気を遮断するための壁

例えば玄関に必要な壁、これは不意の訪問者に部屋の中を見られないように、、というのが主な目的でしょう ですから@の視線遮断

キッチンとリビングの間の壁はちらかりやすいキッチンを隠すという意味で@の視線遮断

お風呂と洗面、トイレは水を使うし、もちろん裸になるところ、しかも湯気や湿気を閉じ込めるので@とAとB

寝室なども@とAとBでしょう

子供室などは考え方によっては@だけ、と言う場合もあるかもしれません

極端ないいかたをすれば、それ以外ははたして仕切る必要があるか?ということです。
応接なども訪問者によってリビングにはいってもらう場合もあれば玄関ホールですませたい場合もあるでしょうし特別な部屋を設ける必要は無いかもしれません。

ここで裏技、視線を遮るための壁は、上から下まで壁でなくても良い

視線を遮るためには高さ1m20pを中心に上下30p程度の部分で十分です。
これは壁でなくても良い、ということを意味します。

例えば家具(本だななどは普通高さ1m80p程度)
暖簾、ブラインド、カーテン(上から吊るす方法もある)
喫茶店などは腰までの壁の上にアクリル板や観葉植物を置いている場合も
風呂、洗面、トイレをワンルームにしてそれぞれ視線のみ仕切る。
などの方法が考えられます。

こうやって間仕切りを最小限にすることで、ローコスト以外の良い点もあります。それは、なんとなく家族それぞれの気配が判る、ということです。
子供がゲームをしている、とかお母さんが食事の準備をしているな、誰かが不意な訪問者と玄関で話している様子が家族にわかる、ということで、変な心配もしなくて良い。また、わざわざ様子を見に行くのはちょっと、、ということもなくなるでしょう。ただ、2世帯住宅や大きなお子さんなどいる場合、ご家族皆さんの理解も必要になると思います。
 

 建築専門家の方へ:
建築コストを下げるアイディアを教えていただけませんか?記名原稿として掲載させていただきます。よろしくお願いいたします。



back
  


建てたい人と建築専門家をつなぐサイト。建築Web

Copyright(C) 2000  ANOCC,INC. All rights reserved