建築専門家のコラム
 

よく営業マンに床下の換気装置やシロアリの予防を勧められるけど、必要?
 ( 神奈川県相模原市 ・ (有)中原工務店 )

 

 

知恵

 

 

 

 

新築後早ければ5年後にもリフォーム会社の営業マンが訪問するようです。そのひとつに床下が湿っているので換気装置をつけたらどうか、との提案があるそうです。費用は30数万円。さて、必要でしょうか?

 まずその営業マンが実際に床下にもぐって、見てから提案したのか思い出してください。そうでなければ早合点は禁物です。ベタ基礎もしくは防湿コンクリート仕様の基礎であれば、まず湿り気を帯びていることはありません。地面が土の布基礎の場合、湿り気を帯びていることもありえますが、それでも床下に炭をまく事で十分な場合が多いでしょう。

 仮に湿り気を帯びていても他の原因が考えられます。
@基礎の雨水排水の穴がふさがっていず、雨水が逆流している
A水漏れを起こしている
 このような場合であればいくら床下換気装置をつけても役に立ちません。リフォーム全般にいえることですが、近所の工務店・大工にも見てもらうことが間違いない方法といえるでしょう。直接知り合いがいなくても職人さんの知り合いがいればよい工事会社を紹介してくれるでしょうし、近所の工務店・大工・職人なら自身の信用もあるでしょうから信頼性は高いといえます。そのリフォーム会社の人柄や企業姿勢が分かっていれば問題ないですが、いちど近所の業者にもご相談を。

 シロアリ駆除も同様です。現在使用できる薬剤は人体への影響を考慮した結果、効力5年程度です。ただ5年たってすぐシロアリの害に遭うとは限りません。
 もっともよいのは薬剤に頼らずシロアリを寄せ付けない工夫をあらかじめしておくこと。ヒバの土台・杉やヒノキの柱を使用したお宅では20年以上シロアリ予防をしなくても被害は出ていません。床の下地材も同じくシロアリに強いものを、床下の通風をよくし、また工事中に出た木片はしっかり掃除しておくこと。これで被害は防げます。

 

 
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