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賢いローンの返済方法

 

(1)繰上げ返済

  ローンの返済計画は、返済可能額を厳しく見積もって立てた方がよいとお話ししました。そうすると、返済期間は長めに設定することになる場合が多いのではないかと思います。しかし、ローンの返済期間が長くなるほど、支払う利子の額は多くなります。また、退職金で残債を一括返済するという計画は、かなりリスクが高く、老後資金の準備にも支障をきたします。やはり、ローンの返済は、できるだけ早く完了したいということは言うまでもありません。

 そこで、資金に余裕ができた場合には、積極的に繰上げ返済をすることを検討した方がよいでしょう。返済可能額を低めに見積もって長い返済期間を組んだ場合などには、初めから繰上げ返済の予定を組んでおくことも考えられます。

 繰上げ返済を行うと、その返済資金は借入元本に充当され、その返済元本に対応する利息分の支払いも不要になりますので、その分だけ総返済額が少なくなります。繰上げ返済の方法には、@返済期間短縮型とA返済額軽減型の2種類がありますが、@返済期間短縮型の方が総返済額の圧縮効果は高くなります。

 現在は資金の運用金利が大変低い状況にありますので、繰上げ返済による総返済額の圧縮は、資金の投資効率の面からみても、非常に有利であると言えます。複数の借入がある場合には、まず金利の高いもの、次に返済期間の長いものから優先して返す方が得になります。

 繰上げ返済については、各金融機関ごとに1回当たりの最低返済額が決まっており、手数料もかかりますので、事前にそれらの点をチェックしておくことが必要です。

公庫の基準は次のようになっています。

 ・最低返済額 … 100万円以上かつ返済額の6ヶ月分以上

 ・手数料 … 3,000円または5,000円+消費税

 

(2)借換え

 金利の高いローンを組んでいる場合には、より低い金利のローンに借換えることを検討した方がよい場合もあります。 ただし、借換えで公庫融資を利用することはできませんので、借換え先は民間金融機関ということになります。

 借換えを行う際には、あらたに、ローン手数料、抵当権設定費用、保証料、印紙代といったローン費用がかかります。ですから、借換えを行った方が得かどうかの判断には慎重を要します。借換えの損得を判断するためには、一般的に、次のような点が目安になると考えられています。

@ ローンの金利差が1%以上

A 残りの返済期間が10年以上

B ローンの残債が500万円以上

 しかし、借換えの損得は、個別のケースによって異なりますので、実際に試算してみた上で判断することが大切です。特に、固定金利のローンを変動金利のローンに借換える場合には十分な検討が必要となります。

 

 

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