|
|

|

|
S邸
光の井戸のあるすまい
設計:角直弘∈設計組織 Den Nen Architecture

|

|
 ▲ トップライトの光がこぼれ落ちるリビング
|

|
|

|
|

|

東西に細長い敷地は、いわゆる「ウナギの寝床」であり、南北方向には採光をとることができない状況でした。 こうした敷地に対して、十分な採光を得たい場合、解決法は大きく分けて2種類考えられます。 コートハウスとするか、あるいは建物の中央部にトップライトを設けるかという案です。この家の場合は必要とされる床面積と、綿密なコストプランニングによって後者の手法を採用しています。このトップライトからの光を中心にして、生活に使われるほとんどのスペース配置されています。光の差し込む「底」にあたる部分がLDK。直射日光を遮るために、3階の床からH1100あがった場所にグレーチングのルーバーを敷き込みました。このグレーチングはプレイルームの床であり光を拡散させるルーバーであり、LDKに落着きを与える天の役割を果たしています。LDKの床を覆う白いビニルタイルをはじめ、内観のほとんどが白一色に統一され、長い通路を通ってアプローチする玄関にもトップライトからの光がほのかにそそぐようになっています。内観は白色中心ですが、部分的に亜鉛メッキ、黒皮のついた鉄骨、シナの化粧板が素地のまま使用してあり、素材感を強く発信しています。一方、外観はアルマイトのスパンドレルに覆われたボリュームがコンクリート壁やセメント板に支えられ、宙に浮かんでいるような構成になっています。鉄骨造の建築は軽い表現となりがちなため、アルミという軽い材料をマッスとして扱うこと、コンクリートなど重い材料と並列して使用することで、表現の軽さを回避しています。
|

|