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谷口建設社屋
石川県珠洲市にある建設会社の社屋
設計: -architect office- Strayt
Sheep

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 ▲外観 撮影:三輪晃久写真研究所
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 ▲内部 |

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平面図 
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建物の空間構成については、製材所を持ち、大工を抱える近頃まれなゼネコンの社屋であることの特色を出すために木造でなにがやれるかを試してみることになった。
構造計算にのってこない副部材とでもいうような母屋・垂木といった荷重を伝達するだけの部材点数を極力少なくし直に荷重を受ける野地板と梁だけで構成する屋根にした。
刀型の梁を1,800mm間隔で配した上に40mm厚の板を並べて野地板とし、その上に断熱材を敷き、塩ビシート防水で屋根を造る。
並べた野地板は、ばらばらに動かないように「雇い実」として摩擦を増し、面としての剛性を持たせている。
珠洲は積雪荷重を1.5mとする地域であるが、勾配屋根でも雪止めを付けて落雪の被害を防止している。そこで積極的に雪を溜めることにし、荷重を一番受ける部分に柱がくるように、梁は片側上がりに偏心させている。妻側の小さな立上げによって溜まった雨水は、両端の竪樋から排水される。
この形の屋根にすることによって、外壁を保護するために庇を出したいが、軒樋・呼樋は付けたくない、というジレンマからも逃れることができた。
右上がりに偏心させた刀型の梁によって西日の影響が少なくなり、また会社の今後の業績を期待した「右肩上がり」の形を表現することにもなった。
コストを抑えるために一般部材はプレカットとし、300φの杉の皮剥丸太廻りと刀型梁は大工加工として地方にとっての工場加工という新しい技術と手作業との摺り合わせを兼ねての現場となった。
編集部より:図面等詳しい内容はホームページをご覧ください。
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