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楽しい家 3
風を起こす家 現代版明るい民家
設計: (有)創 設計

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3層を吹き抜ける家の中の「土間」。爽快なインナーテラスの空間。観葉植物を揺らす風と木洩れ日が入る。最上部は大屋根を縦断する光りの背骨のようなトップライトピット。やわらかな明るい光りを落とす。インナーテラスの外周を巡るトラス梁の上は、メンテナンス通路となっている。庭から入る風はピットに吸い上げられ、家の中に自然な風の流れが起きる。夏の夜間用に、南側には防虫ロール網戸も仕掛けられている。
中央写真は建物最上部を縦断するトップライトピットの内部。床版の硬質プラスチック製グレーチングの上を歩行してメンテナンスが出来る。左右に一対ずつ開口する窓は、ガラスルーバーサッシ。気温が上昇すると自動的に開放する。左右に風が通り抜けることにより負圧が生じ、下から風を吸い上げる煙突効果を利用している。これにより、家中の空気が吸い上げられ、自然な換気が行われる。
このお宅のご主人は、植木や盆栽・庭作りに大変深い趣味を持っています。ご主人の趣味と生活感を大事にしようと考え、インナーテラスを持つ家を提案しました。雨でも風でも庭仕事が楽みたいと云う動機から、家の中に「土間」を作ろう!・・・という最初の発想がありました。それも、庭が外の空気と一体になって入り込んでくるほどの家の中の「外」がいい。そして、この家の棟を縦断する光のトップライトは文字どうり、家のバックボーンです。家全体に自然光と空気の流れを操る、この家で一番大事な部分です。家の内側では、吹き抜けに面するブリッジ廊下の窓を開閉することで、季節により家の中の風の流れを自在にコントロールすることが出来るのです。現代流にいえば、パッシブソーラーの応用システムですが、古来民家の棟にある「煙出し窓」と同じ原理なのです。「温故知新」・・・・先人達が長い時間をかけて編み出した、日本の伝統スタイルを私流に現代健康住宅として再現したものです。故に、この住宅は、現代版「明るい民家」と言えるのであります。
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