ATELIER NERO-中尾彬アトリエ-

 

 
 

 設計: 
  
アトリエ・メビウス建築設計事務所

 

外観
 ▲外観

 階段室
 ▲階段室

 ダイニング、キッチン
 ▲ダイニング、キッチン

 私は役者の中尾彬の若い頃の友人であるが、私がイタリアから帰国した事を聞きつけてアトリエの設計を依頼してくれた。私は得意満面でちょうど完成したばかりの理想の家の写真を見せると、彼からは以外な言葉が返ってきた。「俺はこういう気取った家は大嫌いなんだ。 瀟酒な家は肌に合わない。もっと野性的で、言葉は悪いが百姓家みたいなところに住みたい。希望は、2階に6畳ほどの寝室、1階に親父が泊まる8畳の和室、あとは、アトリエと、仲間と酒を飲み明かす場所で、デザインは好きなようにやってくれ」だった。他には「冷暖房、そんなものいらねえよ。俺は雪の中で裸で演技する事もあれば砂漠へだって行く。寒いときは寒い、暑い時は暑い方がいいんだ」の台詞も強く印象に残った。

 忙しい中の時間を割いて打ち合わせに来てもらっても、設計は任せたんだからと言って、懐かしい若い時の長話をして帰ってしまう。そのような状況で設計を進めているうちに、気がつけば図面を100枚引き、期間は1年かかってしまった。工事も1年かかったが、非常に個性的な家が出来上がった。住宅雑誌で個性派住宅の特集があると必ず顔をだし、あまりにも中尾彬らしい家であるため、本人が設計したと思っている人も多いが、紛れもなく私の設計だ。

主な仕上げ

外壁:
杉板ドイツ下見、
オイルペンキ塗装

居間内装:
床=楢フローリング張り、
土間=ゴムタイル張り、
壁=杉板黒ビス止め、
天井=杉板合じゃくり張り


 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

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