No.067   

 

「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅・集会所設計コンペ


 

 
 

  

応募登録テーマA
 住宅設計(アイデア)
応募登録テーマB
 集会所設計(実施)

        

 

 

テーマA 住環境を高めるためのデザインコード
テーマB 76世帯の自治を育てる集会所提案

       

 

長浜という湖北の中心都市、水と緑の豊かな自然環境、長浜駅から徒歩5分という至便な立地

       

 

・応募登録期間
  締め切られました。
・応募案受付期間
  
6月2日~6日に変更
       

 

委員長  吉村篤一
委員   柴田いづみ
委員   遠藤秀平
委員   石堂 威


       

 

 

 

コンペ開催の趣旨

名称

テーマ

住宅設計コンペ(アイデア)

集会所設計コンペ(実施)

計画地の概要

審査委員会

主催・事務局

運営委員

スケジュール

応募資格

登録

提出物・提出方法・提出先

質疑応答 (4月30日)

審査方法

審査発表

応募作品の取り扱い

入選作品の扱い

設計報酬

著作権等

失格要件等

現地自由見学会

まちづくり素材展

協賛

参考資料

審査委員長からのメッセージ

専門審査委員・略歴

 

 

 


kouhyou

 

審査講評

 

 吉村 篤一

1.総評

今回のコンペは湖北長浜という地域における、小規模な住宅地の街づくりに対する住宅設計のアイデア提案と集会所の実施設計を求めるものであった。応募総数は住宅のアイデア提案より集会所のほうが多いという結果になった。これは、やはり実際に建築されるものの方が魅力があり、また考えやすいと判断する応募者の気持ちの現れであると判断するべきなのであろうか。私自身はどちらかというと街づくりに対する住宅の提案のほうに魅力を感じていたし、地域の特徴を生かした街づくりという、これからの時代にふさわしいテーマであるとも思っていた。集会所単体ではそれほど地域の特徴を表現した街づくりという位置づけがむつかしいし、建築単体の設計のみに終わってしまうことになるわけであるが、どうもその方が単純で応募しやすかったのかもしれない。いづれにしても、両部門とも力作が多く、審査にも熱が入ったが、両部門に共通の関連あるテーマで応募された作品が少なかったのはやや残念であった。

■ 住宅のアイデア提案全般について

  私たちの求めていたものは、この地域の街づくりに対する「デザインコードの提案」と、それに従って設計された場合の町並がどのようになるか、ということであった。審査に当たってはデザインコードと実際のプラン、立面等がうまくリンクし、住宅そのものが個性的で質も高く、かつまちなみとしても特徴のあるものを選ぶよう心がけた。入選作はいずれも長浜という地域の特徴を考慮して、内外空間のつながりやまちなみの連続感を大切にし、しかも画一的な街にはならないよう考慮されたものとなっている。

■ 集会所提案全般について

  集会所のほうは個性的で多様な提案をしているものも相当あり、単体の建築として魅力ある作品が多かったが、建設コストや積雪に対する考慮がやや足りないと思われるものが目に付いた。また、住宅のアイデアと関連した作品が少ないのが意外であった。最優秀案は、フレキシブルな空間対応が可能で、工事コストのことも考慮されコンパクトにまとめられている案が選ばれることになった。

2.提案個別の講評

■ 最優秀賞:藤木隆男案  提案された5つのデザインコードのなかで、特に「ピロティーとはなれ」および「開かれた中庭」の2つが、好ましい住空間を構成している重要な要素であろう。このことにより、外部と内部の関係がまちなみの構成に変化をもたらせながらまとまりのある街を形成できると思われる。

■ 入選:水井 敬案    デザインコードの提案という点では、「光庭」、「辻子」、「テラス」というやはり外部空間に関する要素によるものであり、それらが住空間の魅力とまちなみの構成に好ましい影響を与えているところが評価されたといえよう。

■ 入選:野原 卓案  長浜の伝統的な町家に特有の格子やスリットをテーマとしたデザインコードにより住宅のファサードをデザインし、まちなみを構成するという手法である。プレゼンもきれいでわかりやすく、住戸プランとファサードとの関連性がもっと積極的に表現できていればさらによくなったであろう。

■ 入選:豊田健太郎案    「まちにわ」と「いえにわ」という、非常に単純でわかりやすいデザインコードにより、パブリックな外部空間とプライベートな外部空間とを住戸のレイアウトによってはっきりと区別し、街全体が緩やかにつながる、という提案である。ただ、住戸プランにもうすこし工夫があればよかったと思われる。

■ 入選:朝田 亮・小柳淳子案  はっきりしたデザインコードの提案はないが、住戸プランに特徴をもたせながら、緑のある外部空間と住戸の配置をモザイク的にレイアウトしてピロティーを設け、湖北における爽やかな街のイメージを創出しているところが評価された。

■ 入選:濱野 忠彦案    これは、住戸そのものが非常に変化のある楽しいプランを提案しているところが買われたといえる。しかしながら、デザインコードと住戸デザインの表現がややリンクしていないように感じるところがある。

■ 入選:岩瀬隆広案    これは、「つながり」ということがテーマになっており、なかでも、緑とのつながりということで、壁面緑化の提案をしているところが評価された。が、住戸プランがやや未消化なところがあり、一考の余地がありそうだ。

■ 入選:井上正子案    瓦屋根の連続という、いたって平凡な案のように見えるが、住戸プランに変化があり、多様な家族構成に対しての住まい方を提案しているところが評価された。また、瓦屋根と格子戸のシンプルなデザインが魅力的である。

■ 入選:金尾 朗案     全エリアを6つのゾーンにわけ、それぞれ、まったく違ったコンセプトにより街区を構成していこうという提案であり、全体を均質化させないようにしようという意図はユニークであるが、その違いがあまりにも唐突すぎる嫌いがある。

■ 入選:橋本 悠他案     これは空をテーマにした案であり、空(夕焼け)を見るテラスを設けるというロマンチックな提案である。「琵琶湖の夕焼け」という自然を共有するというコンセプトは、すばらしいが、やや、現実性に欠けるところがありそうだ。

■ 入選:江南力一案    地域全体を「ニュースタンダード“ジャパニーズハウス”」と「古民家移築エリア」とに分けて街づくりをするという提案が評価されたが、前者の意味とプランの整合性が希薄であり、やや唐突感がある。

■ 審査員特別賞:前田雅之案    住戸プランはシンプルなコートハウスであり、地域を通り別に生垣を3種類の樹種にきめて通りの特徴を出すという提案である。他にもシンボルツリーが街路および敷地の境界に植えられ、湖畔に樹木による街づくりを試みているところがよい。 
 

 

 

柴田いづみ

総評----------------

「普通の町並みを歩いていて気持ちがよい。豊かさも穏やかさも感じたい。」
そんなまちに住んでみたいと誰もが思うはずです。
ヨーロッパの町並み探しや集落探しをしなくても、自分達のまちで実現できるはずです。
町並みは1軒では成り立ちませんが、その1軒が2軒になりという具合に成立していくものです。
「町並みの良いまちに住みたい!」そんな思いを持った方々に、まちを提供するとしたら、建築家としてどんなルールを考えたらよいでしょうか?それが、「まちづくり」です。
長浜鐘紡町のような、普通に販売される分譲地が対象となったこの規模の提案コンペは、今まで類がなかったと思いますが、今回のコンペでは、応募の数からしても、「町並みづくり・まちづくり」の設計者の感心はきわめて高いと感じられました。

住宅提案------------

「向こう3軒両隣」の意味によって、街路に面した計画を中心に提案を求めたわけですが、街区の中の提案にも優れたものがあった為に、街区を単位とした提案も審査の対象といたしました。
次の段階では、宅地の購買者にこの意図を解っていただき、ご自分の設計の中にも取り入れていただくように、広めていく必要を感じています。
入選案には、すぐにでも可能な案から、大胆な案までありましたが、ある連なりをつくる必要がありますから、本当は、どこかでマスターアーキテクトのようにデザイン・コードをゆるやかに統一していく方が必要なのでしょう。

集会場--------------

開発申請の関係から公園がすでに出来上がっていましたが、集会場とその外部の公園を一体として提案の対象としていたら、もっと伸びやかなものが提案されてきたのではないでしょうか。

屋根に登れる案、外部と一体に使う案、路地的な案と広がりをもった案があっただけに、惜しいと思いました。
最優秀賞には、雪国的に屋根のまとまった案が選ばれましたが、ソフトとしての外部とのつながりをハードである実施設計の時に考えていただける案と思っています。

●まちづくりについて個別評

■ 最優秀賞:藤木隆男案  アイレベルでの町の統一モチーフの提案が落ち着きのある町並みを創り出していくことに期待できる。上空からのパースに表現される開かれた中庭が住みたくなる町のイメージを表現している。生活パターンの多様性をプランから読み取れる。

■ 入選:水井 敬案  歩道状空地の緑化と辻子に代表される裏動線が多様なコミュニティー形成に役立っている。

■ 入選:野原  卓案  町並み統一のためにコードを入れようとする姿勢が評価されるが、スケールオーバーに注意が必要。

■ 入選:豊田健太郎案  「まちにわ」と「いえにわ」の対比が明快である。ただし道空間の拡大に繋がってしまう可能性がある。

■ 入選:朝田 亮 、小柳淳子案  緑の格子が明快である。緑の格子によってプライバシーの確保と共に、木々に囲まれるお互いの生活空間を創り出している。緑に囲まれた様子を表現した居間のパースが良い。

■ 入選:濵野 忠彦案   一つの町のイメージを屋根というテーマに集約されて表現している。

■ 入選:岩瀬隆広案   町並みのコードを壁面緑化で大胆に表現している。

■ 入選:井上 正子案  瓦屋根の静かな町並みが町屋の構成と思わせるような雰囲気を作っている。 

■ 入選:金尾 朗案  ゾーニングによって良い町並みの変化を形成し、通り抜け通路など統一 イメージの提案をしている。

■ 入選:橋本悠+谷口敏和+郷 大祐+神林健輔案  空に向かって純粋に提案したデッキが町の魅力を構成している

■ 入選:江南力一案 黒壁をモダンにアレンジしている。ただし大きくなりすぎると町に対して暴力的になる可能性がある。

●集会場について個別評

■ 最優秀賞:稲冨 恭案 大屋根が雪国において‘集まる’というイメージをうまく表現している。

■ 優秀賞:前橋工科大学石田研究室 石田敏明案 内部と外部を連結させて活動の広がりを感じさせる。

■ 優秀賞:南 政宏案 通り抜け土間空間の提案はたくさんあったが、明快に活動パターンを表現している作品。

■ 審査員奨励賞:奥山信一研究室案 通り抜け動線が魅力的である。

■ 審査員奨励賞:STAR+伊藤泰彦+松井亮案 門型のシンプルなフレームが町に対して自由に出入りできるような開放感を与えている。

■ 審査員奨励賞:アーキプロ 代表 吉松秀樹案 離れの茶室とステンレスロッド?がアートとして機能している。

●柴田いづみ賞:大角雄三案 地域に残る資産を残しつつ開発してほしいという願いを込めている。蔵の移設は地域の時間とエネルギーのボランタリティーがないと難しい。
それらが可能なコミュニティーの形成がこの地域でも欲しいし、蔵での作業がコミュニティを生んでいくと思っている。
 

 

 

遠藤秀平

コンペ審査、恐るべし。決して大きなコンペとは言えないが、多くの参加者の熱意に圧倒される思いだった。
2日間の審査のうち初日は帰るつもりでいたが、選考はずるずると延び最終の新幹線にも見放され泊まり込みになってしまった。コンペには参加する側の方が多いのだが、今回の審査では提出物を完成させ発送した時の心地よい疲れににたものを感じた。住宅案・集会所案双方ともレベルの高い提案が数多く寄せられ、特に実施では無い住宅案への感心の高さと密度には驚いた。

まず実施の集会所では敷地の制約が大きかったせいか、案の方向性は限られていたように感じた。そして、審査の過程でも話題にあったが、積雪地域であることが実施案を選定する要件として特に一般の審査委員には強く働いたようだ。小さい空間ながら平面的な拡張性を感じさせる魅力的な案(前橋大石田研案)もあったが、冬期への提案が弱いものは票を集められなっかた。
最優秀案(稲冨 恭案)は住宅地に向い多方向に心地よい開放性を感じさせる案で、他に無い平面的な可能性を提案していた。

住宅案はイメージコンペであるにも関わらず、平面・断面ともにち密に詰められた提案が上位を占めた。とくに最優秀案(藤木隆男案)は隣り合う外部空間の検討と魅力的な手書きのパースに強く惹き付けられた。
特別賞(遠藤正樹案)にはシンプルな構造的架構で必要空間を確保する提案を選んだ。積雪や降雨時へのディテールが少なかったのが残念であるが、集会所の空間として全面的に開放する大胆さと即物的イメージが魅力的である。
 

 

 


石堂 威

 ●長浜駅から近く、しかも湖岸道路を隔てて琵琶湖に接する絶好の場所にある長浜かねぼう町の住宅分譲団地。すでに区画割がなされた後に企画されたコンペで、「住宅」は基本的にアイデアのみであるが、提案内容の評価から建主探しへと可能性を残し、「集会所」は実施へとつながる。優れた立地、また「黒壁」を軸とした表情豊かな街並みと連携できる場所であることから、何とかすばらしい提案を得たいと考え、建築家の皆さんに協力をお願いした。提案の内容は予想を超え、身が引き締まるなかでの審査だった。

●住宅
入選案の多くが湖岸の住宅地の特徴をさわやかな光や風や空に求め、それらを住宅のなかにどう取り込むかに腐心しているように見えた。また、長浜の中心街の街並みを新たな住宅地にどう生かすかという魅力的な挑戦を試みている提案もいくつかあった。向こう三軒両隣をどう新たにグルーピングし直せるかに意を凝らした提案も見応えのある回答を導き出しているように思えた。提案者にとって隣地との境界線は越えてはならぬ線ではあるが、もしもの場合のために考え、やはり提案だけはしておきたかったようで、その知恵の膨らみにはいろいろ学ぶものがあったように思う。
住宅地のファサードの問題の一つは車である。駐車された状態の場合、それが嫌みのない点景を有していればよいが、その存在が強すぎてバランスを欠いたり、また車がないときの妙な殺伐感もいただけない。車社会の今日、そろそろ及第点を取るよう建築家はその方法論を手に入れないといけないではと考えているのだが。今回、その点、多様な提案がなされていて、大きな成果を得たのではないかと思う。車2台の条件は厳しかったが、カーポートを中庭的に組み込んでいる提案がいろいろな変化を他に及ぼして、巧みな空間処理を呼び込んだようだった。
この「住宅」の提案では、向こう三軒両隣の関係のあり方、そして道路の両側のファサードのあり方が私の関心事であったが、後の両側のファサードについては、まだ納得できるものはなかった。提案者からすれば案からファサードを想像して見よということなのだろうが、残念ながら私には豊かなファサードが思い描けなかった。この点、野原案と井上案は十分にイメージできたし、とくに野原案は城下町長浜中心街のイメージの住宅版として大いに興味をそそられたが、最後はそのファサードを構成するスクリーンではなく、格子の強さに疑問をもった。

すでに述べてきた観点から明らかなように、中庭やテラスを巧みに取り入れながら1・2階の平面計画を柔軟に構成し、開放的な住まいをイメージさせる藤木案と水井案に私の思いは収れんしていったが、一日の長が藤木案にあったようである。

●集会所
団地内ではあるが、敷地が北東隅で、住宅との関係づけがなかなか困難な場所である。そのため大半が単独の集会所施設として設計に当たったようであった。とはいえ、住宅側からよく見える位置にあるために、そのファサードにはさまざまな趣向が凝らされていて、視線をやさしく受け止める提案にまず評価が集まった。しかし長浜はかなりの積雪地帯のため、構造上またコスト面からのチェックを行うと評価が弱まり、最終的には堅実な提案を選ぶにいたった。
最優秀案は、長浜の街に点在する祭りの施設・山蔵の巨大な「とびら」に注目して、その意味合いを建物の3方向に取り込み、大屋根形式でまとめ、コミュニティ施設としての存在感を生み出した辺りが評価された。石田案と奥山案は内部の吹きさらしの通路空間が魅力的ではあるが、冬季の問題点として指摘された。
 

 

 

01 

 

各賞発表

 

 

「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅設計コンペ(アイデア)
受賞は次の方々です。(敬称略) 

 

チーム名

代表者名

応募案

最優秀賞

㈱藤木隆男建築研究所

藤木隆男

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審査員特別賞 吉村賞

前田雅之

 

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審査員特別賞 拓伸賞

㈲豊田建築設計室

豊田健太郎

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住む人の快適さと、人を招きたくなるまちづくりということに重心を置いてプランづ
くりに取り組みました。それぞれの家が快適で、しかも街全体が魅力的であるため
に、住戸を斜めに配置して、街の顔となる「まちにわ」と、生活の庭となる「いえに
わ」の2つの「にわ」をつくる、というゆるやかなルールを考えました。このルール
の中で、各建築家が建主個々の生活に合わせたデザインをすることで、まち全体の統一感と住宅の個性が両立できます。「まちにわ」は、駐車・駐輪スペースに、植栽や一軒一軒の個性が見えるステンドグラスを配することで、通り全体が景観となり心和む空間となります。魅力的な歴史的街並みは当時の生活が快適で楽しいものであったからだと考えます。この歴史の延長線上にわたしたちの生活があるとするなら、わたしたちの暮す街並みも快適で楽しいものでなければなりません。

審査員特別賞 拓伸賞

井上正子

 

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審査員特別賞 拓伸賞

ノブワークス 朝日祐子

朝日祐子

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入選

水井敬建築設計事務所

水井 敬

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入選

野原  卓

 

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東京大学工学系研究科 都市工学専攻助手
「ながはま」のまちの持つ豊かな個性と伝統、まちなみを受け継ぎながら、新しいライフスタイルをまちとともに育むことができるようにとデザインコードを提案しました。統一感ある「縦スリットのリズム」と、その後ろに見える「生活の気配」がまちなみの表情をつくり、建具や間仕切りを自由に調節して様々なライフスタイルを生み出すことを意図しています。今回のコンペでは、伝統そしてまちづくりの盛んな長浜で、新たに生活を創造することについてとても考えさせられる、とても貴重な機会でした。

入選

金尾 朗  / 昭和女子大学 生活環境学科 助教授

 

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昭和女子大学 生活科学部 生活環境学科 金尾研究室
全体を6区にわけ各領域に散歩などのための通り抜けの共用空間をもつ空間の提案です。昭和女子大学金尾研究室の6人の学生がそれぞれの区域のデザインを担当し、ファサードや共用空間等の調整をしながらまとめあげていきました。個々の特徴ある空間を通り抜けてゆったりと体感出来る、そういう街並みが出来たのではないかと考えています。
住宅地の街づくりは現在非常に重要な課題であるので我々にとって貴重な経験になりました。また、長浜という積極的に街づくりをおこなっている地域でのコンペに参加出来たことは非常に幸運であった事を申し添えさせて頂きます。

入選

橋本悠+谷口敏和+郷 大祐+神林健輔

 橋本悠

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入選

江南力一 / ドット エーオー

 江南力一

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今回の私の提案は古民家の再生と長浜のイメージ色である黒と白を基調とした素材感のあるシンプルな住宅を融合させたものです。最近、社会は様々な問題に直面しています。環境問題、高齢化問題、教育問題、共同体の崩壊等。又地方都市の過疎化問題もそのうちの一つではないでしょうか。今回の長浜の試みにより地域の活性化、伝統の継承等次の世代に繋がる街づくりのプロトタイプとなっていくことを願います。

入選

朝田亮 + 小柳淳子

 朝田亮

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入選

濱野忠彦 / ㈱ハマノ・デザイン

 濱野忠彦

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 内外のアクティビティの連続させた内外一体型の住空間、街に開く遊び心、みんなで育てる街路樹、長浜の古き街並みに残る連子窓やうだつの機能を住居や街の中に新しいかたちに置き換えそして空に開く屋根を提案しました。それらは、生活の安全性やより豊かな快適性、さまざまなコミュニケーション、ネットワークの広がりそして自己解放を目的とした住居提案です。このチャンスを与えていただいたコンペを主催して頂いた方々、そして選んでいただいた審査員の方々にお礼申し上げます。

入選

岩瀬隆広

 

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「長浜・かねぼう町まちづくり」集会所設計コンペ(実施)
受賞は次の方々です。(敬称略)  

 

 

チーム名

代表者名

応募案

最優秀賞

稲冨 恭

 

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優秀賞

前橋工科大学石田研究室

石田敏明

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前橋工科大学教授

 

 

優秀賞

南 政宏

 

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審査員奨励賞

奥山 信一 / 奥山アトリエ

奥山信一

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東京工業大学助教授

審査員奨励賞

STAR+伊藤泰彦(伊藤泰彦建築研究室)+松井亮

竹下昌臣

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審査員奨励賞

吉松秀樹+アーキプロ

吉松秀樹

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東海大学助教授
地域の人々にとって愛される魅力的なスペースとするために、どういった建築の佇まい方があるのかを考えました。その結果、公園との一体感を確保しつつ、緩やかに閉じられた空間を確保するために、コーナー部のゴミ集積所をも景観の要素として取り込んだランドスケープデザインを行っています。敷地裏側の駐車場を視覚的に隠すように細長い木造のボリュームを置き、その前面の直径9㎜のステンレスポールの林によって外部と緩やかに区切られた庭園内に、長浜にゆかりのあった八窓庵をリデザインしたアルミの茶室を浮かばせる計画です。茶室という新しい機能を持たせることによって、集会所の利用が活性化することができると考えた「アルミ茶室を持つ庭園としての集会所」の提案です。
小さい建築でしたが、楽しんで設計できたコンペ案だったと思います。

審査員特別賞 柴田賞

大角雄三 / 一級建築士事務所 大角雄三設計室

大角雄三

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審査員特別賞 遠藤賞

遠藤政樹 / EDH遠藤設計室

遠藤政樹

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東京理科大学非常勤講師
公園と一体となる、できるだけフレキシブルな集会所を考えてみました。基本的には屋根だけの建築で、ガラス戸を動かすことで、様々な大きさの屋内空間にすることができます。普段は公園のパーゴラ(格子棚)として、ガラス戸による開閉具合で、4~5人の会食から、大人数の集まりまで対応できるものです。様々な機能にルーズに対応できる建築を考えてみました。

 


審査風景

 

 

 

 

一次審査通過入選された方々の発表(速報)


住宅部門

一次審査通過入選は、以下の登録番号の方々です。
A-130  A-139 A-300 A-303 A-385 A-409 A-465 A-481 A-499 A-544 A-614 


集会所部門

一次審査通過は、以下の登録番号の方々です。
B-17 B-281 B-536
 

 

 

 

コンペ開催の主旨

バブル崩壊以降、住宅建設という基幹事業において、ゆとりを必要とする「街づくり」がデフレの名のもとに敬遠される傾向が強くなってきています。一切のゆとりを排除した街は、将来どのようになるのでしょうか?

しかし一方で、ゆとりある街並みや身近にある豊かな緑が、居住者の街への愛着を高め、街をいつまでも美しく保ち、結果として街全体の価値を高めていくことはよく知られるようにもなりました。ゆとりある街づくりは事業効率と一部相反する面があり、両立させるのはむずかしくもありますが、工夫の積み重ねが大切であると私たちは考えています。

 この度、長浜という湖北の中心都市において、水と緑の豊かな自然環境、長浜駅から徒歩5分という至便な立地、さらには長浜城、豊公園などの観光名所に恵まれ、長浜のまちづくりの起点である「黒壁スクエア」にも近接する恵まれた環境を備えた当地において、住宅分譲事業を企画する機会に恵まれました。

黒壁スクエア周辺
▲黒壁スクエア周辺

そこで、従来型の恣意的な住宅づくりを繰り返すのではなく、将来にわたって住みつづけたくなる緑豊かな街並みとなるような工夫を仕掛けてみたいとの思いから、まちづくり公開コンペの企画を立ち上げました。

また、従前から全国的にも大成功をおさめてきた「黒壁グループ」および長浜商工会議所と商店街の活動という、官民一体となったまちづくり運動のコンセプトと、もともと当街区の所有者であり、長浜市の顔として街並みを形成してきた企業「カネボウ」の「より良いまちづくりを」という意向を受け継ぎ、住宅コンペを通して長浜市の活性化に少しでも寄与できるまちづくりを実行していきたいと考えています。

 



  02 

 

名称

    「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅・集会所設計コンペ

 

 



  03

 

テーマ & 必要提出図面

A


    地域特性を生かした緑のある街並み形成に寄与する住宅および集会所の設計

      テーマA ・・・(1) 「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅設計コンペ(アイデア)
      テーマB ・・・(2) 「長浜・かねぼう町まちづくり」集会所設計コンペ(実施)
       

 


(1)「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅設計コンペ(アイデア)

    ・個々の住宅計画とともに、将来形成される敷地内道路側の街並みを良好なものに導き、住環境を高めるためのデザインコードの提案(かたち・素材・色など)を求める。そのデザインコードに基づいた、向こう三軒両隣6戸分の配置図・1階平面図・立面図、および街並みのパースを求める。

    ・対象敷地は、76区画(資料参照)の中から自由に選択する。

    ・建物の配置および外構計画について、資料の「緑化協定書(案文)」を参照し、その内容がより豊かになるような提案を求める。
    (「緑化協定書(案文)」には、緑化基準書および基準書細則が付されている)

    ・住戸計画は1区画の延床面積を115㎡程度として行う。

    ・建設コストは経済性を考慮して行うこと。

    ・家族の構成を明記する。モデル家族としては、①若年夫婦+子供2人程度 ②高齢者夫婦 ③二世帯家族(この場合2区画での計画も可)

    ・各住戸に、駐車場2台分を設ける。

◎必要提出図面:

    ・6戸分(向こう三軒両隣)の配置図、1階平面図、連続立面図(1/200)

    ・まちなみ完成予想図(パースまたは全体像がわかるもの)

    ・1住戸の設計図。平面図・立面図・断面図(1/100)。パース

*注記

    「長浜・かねぼう町まちづくり」の建設段階では、下記の建材およびシステムを積極的  に導入し、安全かつ健康的な住みよいまちづくりを考えている。住戸計画において、これら建材の取り込みが可能ならば、積極的な提案を希望したい。ただし、審査の直接の対象とはしない。

    ・カネボウ不動産株式会社提供の「竹」建材ほか、別途指定する自然建築素材の採用。(資料参照)

    ・各住戸に株式会社黒壁の製作するハンドメイドステンドグラス(寸法/約300mm×400mm程度)1枚を、明かり取りや飾り窓などに取り入れる。(資料参照)

    ・セントラル警備保障株式会社提供のホームセキュリティシステムの標準導入によるタウンセキュリティ。(資料参照)

    なお、これら建築素材等についての参考資料の配布を「まちづくり建築素材展」(曳山博物館内 曳山伝承スタジオ)にて行なう。また、コンペ現地見学会も同様の日程にて行なう。
     

 

 

B

(2)「長浜・かねぼう町まちづくり」集会所設計コンペ(実施)

    ・敷地内住民のコミュニティ施設としての集会所を建設する。76世帯の自治を育てるにふさわしい提案を求める。

    ・集会所も街並みづくりに積極的に参加させたい。有効に働く提案を盛り込んでほしい。

    ・建物内はバリアフリー対応とし、車椅子利用前提のアプローチをつける。

    ・建設費は建物に対して総額1,500万円(消費税含む)を予定している。外構設計も行うが、その工事費用は含めなくてよい。ただし建物も含めその経済性を考慮すること。

    ・規模は自由提案とする。

◎必要提出図面:

    ・配置図、平面図、立面図、断面図(1/100)、室内パース

    ・完成予想図または全体像がわかるもの。
     

 

 

  04

 

 

計画地の概

    ・名称/長浜かねぼう町レイクサイドコート(緑風苑)
    ・所在地/滋賀県長浜市鐘紡町字一ノ江入157-13他
    ・地目/宅地
    ・用途地域/市街化区域 第1種住居地域
    ・建蔽率/60%
    ・容積率/200%
    ・開発総面積/19,559.97㎡
    ・予定総区画数/76戸
    ・予定区画面積/170㎡~285㎡
    ・道路/6m(側溝含む)~8m(側溝・緑地含む)
    ・電気/関西電力
    ・水道/公営上水道(水道加入負担金10万円必要)
    ・ガス/大阪ガス
    ・排水/公営下水道(管理水路工事負担金40万円)
    ・交通/JR長浜駅 徒歩5分
    ・その他/緑化協定あり、提供公園、提供緑地、提供緑歩道、電柱設置済
    ・開発許可番号/滋賀県指令住 第006220号(平成14年11年26日)
    ・販売開始時期/平成15年4月下旬
    ・土地分譲予定価格/1,400万円~2,500万円
    ・事業主:株式会社シード・株式会社拓伸

計画地俯瞰
▲計画地俯瞰


▲琵琶湖周遊道に面す

 



 05

 

審査委員会


専門審査委員

    ・委員長  吉村篤一(建築家)
    ・委員   柴田いづみ(建築家・滋賀県立大学教授)
    ・委員   遠藤秀平(建築家)
    ・委員   石堂 威(建築ジャーナリスト)

その他審査委員

    ・委員   長浜商工会議所
    ・委員   株式会社黒壁
    ・委員   株式会社シード
    ・委員   株式会社拓伸
    ・委員   カネボウ不動産株式会社
    ・委員   株式会社セントラル警備保障
    ・委員   居住意向者代表(複数名)
     


 ▲黒壁スクエア周辺

 



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(1)「長浜・かねぼう町まちづくり」住宅設計コンペ

    ・最優秀賞  1点   100万円
    ・入選    10点   記念品

(2)「長浜・かねぼう町まちづくり」集会所設計コンペ

    ・最優秀賞  1点   50万円
    ・入選    3点   記念品
     

 

 



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主催 ・ 事務局


・主催:長浜まちづくり建築設計コンペ運営委員会

・事務局:長浜まちづくり建築設計コンペ運営委員会事務局

    〒526-0037 滋賀県長浜市高田町10-1 長浜商工会議所内
    E-mail :compe-info@f-staff.com
     

 

 


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運営委員


・㈱ウイルステージ(大谷 http://www.willstage.com) 

・㈱エフスタッフ(小林 http://www.f-staff.com

・建築web.com(担当:森山 http://www.kentiku-web.com/

・都市建築編集研究所(担当:小田)

・長浜商工会議所(担当:吉井 http://www.nagahama.or.jp/

・株式会社黒壁(担当:田邉 http://www.kurokabe.co.jp/

・アール設計事務所(担当:宝本、隅谷)
 

 

 



 
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コンペスケジュール


・応募登録期間    4月22日(火)まで (※雑誌告知上は、4月15日(火)でしたが期限延長しました)

・応募案受付期間  下記のとおりに延長

・一次審査       下記のとおりに延長

・最終審査       下記のとおりに延長

・入選案・応募案公開(予定) 下記のとおりに延長

●コンペ・スケジュールの変更

審査委員の都合により、審査日程を変更します。それに伴い、応募図面の受付期間も変更します。

◎1 応募図面受付  
期間  6月2日(月)~6日(金)
時間  10時~17時。但し、最終日の6日(金)は16時まで。時間厳守応募図面送付は宅配便に限る。

◎2 審査日
一次審査  6月14日(土) 10時開始
最終審査  6月15日(日) 13時開始


◎3 入選案・応募案展示(予定)
6月16日(月)~6月22日日)
 

 



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応募資格


・一級建築士および二級建築士で、提案した住宅および集会所の実施設計をできる者。個人、法人を問わない。(施工は事業主指定の建設会社が行う。施工監理については設計者・建設会社相談の上で対応する)
・チーム応募者はチーム名、代表者を1人決める。
・審査委員および審査委員自らが経営または役員、顧問を務める組織の、現に属する者およびその者が加わったチームは応募できない。
 

 



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応募登録